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「社会を変える」と言うその「社会」に育まれ守られている現実

社会を変える。

 

素晴らしいと思います。ホントに。けど、ここまで育ててくれた社会に、リスペクトがあったら温かいなと思います。既得権=悪、みたいな、よくありますけど。既得権が僕たちに、あるいは僕たちの親に飯を食べさせてくれたっていう側面もあるんじゃないでしょうか。あるいは、

 

好きなことして生きていく。

 

大変結構です。なんでもやったほうがいいと思います。

けどそれは偉いことでもなんでもないです。何をしたっていいというのは当たり前のことであって、別にドヤ顔で語ることではありません。

 

今ある先進的な思想や政策、テクノロジーなども、空から降ってきたわけではなく、連綿と続く営みの中で根を張ってきたものです。先人が築いた社会システムにここまで乗っかってきて、敬意もなく「老害」とか「さよなら、おっさん」とか、なかなかですよ。

 

そして若い世代にも、社会を「維持」することに全身全霊で取り組んでいる人たちがいます。「嫌なら辞めればいいじゃん」なんて、あんまり失礼が過ぎると痛い目を見ると思うんですよね。

 

いま否定されはじめている制度が、実は時代を問わず人間社会の根幹となるものだった、なんてことがきっとあるでしょう。専門家や有識者を名乗るみなさんは、ある考えが旧来の凝り固まった価値観なのか、かけがえのない不変の真理なのか、しっかり見極められていると言い切れますか?

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